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​|学マネレポート vol.1|

​訪問レポート・日野台高校

日野台高校さんは金木犀の香りが漂う住宅街の真ん中にある学校です。

金木犀が激レアな沖縄出身の私からすると、登校する度に舞い上がっちゃうような素敵な学校です。

新田さんと、それから八王子から自転車を飛ばして来た同じく学マネの黒田くんとも合流し、日野台高校演劇部のみなさんの練習にお邪魔させてもらいました。

 

...余談ですが、突然後ろに現れた正体不明の自転車少年が黒田さんだとは暫く気づかずに、なんでこの人ぴったり後ろに立っているんだろ?と不審に思っていました。

日野台校舎 個人名ぼかし改.png

​練習の内容:台本の解釈

当日の練習では、地区大会に向けての台本の解釈の擦り合わせを行なっていました。生徒間で活発に意見が飛び交い、相手に「どう思う?」と投げかけたり、出た意見に対して「こういうこと?」など互いの意見を尊重しながら理解しようとしていく姿勢が素敵だなと感じました。

実は私、高校時代ダンス部に所属しており、モダンダンス作品を部員で一から作り上げるということを行なっていました。演劇部の皆さんの解釈の擦り合わせや理解の確認の過程などが、モダンダンスでの作品作りとも通じる部分が多くあり、懐かしい気分になると同時に表現のフィールドは違えど作品作りの過程は似ている部分があるのだなと新鮮な発見でした。

​とりあえずやってみる!

座りながらの意見共有だけでなく、ある程度解釈が固まったり、一度試してみよう!というアイディアが出た時は実際に演技してみたりと実践も多めの印象です。

議論の段階では、いろんな生徒から意見が飛び交いながら和気藹々とした雰囲気でしたが、一度演技が始まると真剣そのもの。「演劇部の練習室」から「作品の世界」へとガラリと空気が変わるのを感じました。

一度やってみたあとは、演者、見てた側問わず活発なフィードバックが交わされます。「もっとこうしてみた方がいい」という点の指摘や、演者側でもやってみて感じた疑問点などを共有し認識・理解を更に深めていきます。

この際、部員の皆さんの、感じたことを適切に言語化して伝える力が凄いなぁと強く感じました。生徒主体で作品を一から作り上げていく皆さんだからこそ、作品への自分の意見を持つ思考力や適切に伝える言語化能力が養われているんだろうなと感じました。

そして素敵だなと思ったことがもう一点!
部員の皆さんは、「良くなっているから自信持って!」など励ましやポジティブなフィードバックも欠かしません!細かい部分でも、こういうことって全体のモチベーションやパフォーマンスに直結する凄く重要なことですよね... 👏

​印象的だったこと:

精神的支柱?!しおりんちゃん

皆さん活発に意見を発信する日野台高校演劇部ですが、練習で特に中心となって意見や指示出しを行なっていたのがしおりんちゃんという部員さんです!演出を主に行なっているそうで、今回練習していた作品の台本もしおりんちゃんが一から制作したとか。
それもあってか、練習では人一倍声かけや指示出しを行なっている姿がとても印象的でした。それだけではなくポジティブな声かけも積極的に行なっており、部員の皆さんから頼られる精神的な支えになる存在なんじゃないかと見ていて感じました。

さすが演劇部。騙された!

休憩時間中、部員のゆりちんとぴのちゃんが何やら窓の外をみてはしゃいでいました。
窓の外を指差して、

「え、あれやばくない!?」
「え!?やば!!」

ってはしゃいでるんです。
気になりますよね?二人があまりにもはしゃいでるので、凄く気になっちゃって「え、外になんかあるんですか!?」って食いついたんですけど... 作品の1シーンの練習をしているだけでした。

あまりにも演技力が凄くてリアルだったので本当に何かあるかと思っちゃいました。演技だと聞いたときは「わ〜やられた!」と思いましたが、同時に「これが演劇部の日常か!!」と地味に感激しました(笑)




日野台高校演劇部の皆さんの練習風景をのぞかせていただいて、学生主体で作り上げていく力強さや活発な雰囲気、演劇部の日常など、いろんな一面を発見できました!
同じく学生主体で作品作りを行なっていたダンス部に所属していた私としては、活発な議論や解釈を擦り合わせていく過程など、フィールドは違くとも強く親近感を感じる部分も多くありました。

日野台高校の皆さんありがとうございました!!


学マネ 新里

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